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雑穀人気の背景

このところ、雑穀人気がとても高くなっていますね。書店へ行くと、雑穀料理のレシピ本や、栽培方法にふれた本が並んでいますし、雑誌やTVなどの報道媒体でも、雑穀関係のあれこれに出くわすことが多くなっています。

雑穀はもともと日本人の主食だったのですが、江戸中期以降徐々に主食の座を退き、その後は、主に、救荒作物として空き地などで細々と栽培され、貧困や凶作、痩せた土地などといった悪条件下で、白米を食べることができないとき、やむなく食べるという作物になってしまいました。

一方、日本人の食事が玄米から白米に完全に切り替わった高度経済成長後、国民の大部分は白米を食べることがあたりまえとなり、玄米や雑穀はすっかり忘れ去られてしまったのです。

ところが食の欧米化、美食の行き過ぎなど、かつて先進国でもっとも理想的と言われた日本人の食事もすっかり崩壊し、かわりに生活習慣病がクローズアップされるに至り、再び玄米・雑穀に関心が戻ってくるようになります。

つまり、美食から健康へと食の意識が移行し、かつて貧困の象徴のように扱われていた雑穀が人気を集めるようになったのです。同時に、雑穀は簡易に扱えるように商品化され、ロハスブームの到来などライフスタイルのトレンドにうまく合致して、雑穀ブームを巻き起こしています。

雑穀人気の背景には、食物繊維と多彩で豊富な栄養素がもたらす健康効果が一つ。もう一つは雑穀が意外にも美味しいということ。「雑穀ご飯」をはじめ様々な料理に使えることも雑穀人気の一因となっています。

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